大学院 生活支援科学研究科 Department of Life Support Science
深い知見と技術を習得した
高度専門職の養成をめざして
本学の大学院は、建学の精神である「健康と福祉」を基盤に、さらに時代の課題と要請を踏まえ、地域における生活支援をテーマに大学院の再編を加速しています。生活支援科学研究科は栄養学専攻(博士前期・博士後期)、健康福祉学専攻(博士前期・後期課程)、臨床心理学専攻(博士前期・博士後期)、リハビリテーション学専攻、子ども学専攻、看護学専攻、スポーツ科学専攻、保健医療学専攻(後期課程)からなり、心と体の健康増進、福祉社会の実現に貢献する高度専門職業人の養成を目指した高いレベルの学際的かつ実践的な研究・教育活動を展開しています。
本大学院では、社会人学生の便宜を図るため、教育方法の特例を取り入れ、夜間、休日などに開講するなど、社会人が働きながら学べる環境を整備しています。広い視野と応用力を備えた高度な専門職業人や研究者となることを目標に、世代や職種を超えて活発に学び合い、多くの成果をあげており、今後もさらなる発展を期しているところです。
大学院の特色
POINT01
- さまざまな職種の社会人のための教育方法の適用および長期履修制度
- 本大学院は短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校の卒業生やその他の教育施設の修了者にも入学の門戸を開いています。本大学院において、個別の入学資格審査を行い、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた方で一定の年齢に達した方(修士課程・博士前期課程)、または修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認められた方で一定の年齢に達した方(博士後期課程)には、出願の資格が認められます。
POINT02
- 個別の入学資格審査により広がる大学院入学のチャンス
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本研究科では、さまざまな職種にある人々が勤務しながら通学できるように、大学院設置基準第14条による教育方法の特例を適用した夜間開講の授業科目もあり、各課程を標準修業年限内で修了できるように配慮しています。さらに、仕事を持ちながら学ぼうとする社会人などを対象に、あらかじめ標準修業年限を超えた長期間での履修計画を立て、それに基づいて在籍することを認める「長期履修制度」を導入しています。
※学内および学外での実習が重要となる臨床心理学専攻では、昼間授業が必須となります。夜間だけでの単位取得はできません。
講義時間について
講義時間(昼間)
1時間目 | 8:50~10:20 |
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2時間目 | 10:30~12:00 |
昼休み | 12:00~13:00 |
3時間目 | 13:00~14:30 |
4時間目 | 14:40~16:10 |
5時間目 | 16:20~17:50 |
講義時間(夜間)
6時間目 | 18:00~19:30 |
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7時間目 | 19:40~21:10 |
※学内及び学外での実習が重要となる臨床心理学専攻では、昼間授業が必須となります。夜間だけでの単位取得はできません。
高度専門職の養成をめざす8つの専攻
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栄養学専攻 博士前期課程:定員2名
栄養学の実践に照準を定め、地域で生活する人々への生活支援としての栄養ケアのためのエビデンスの構築と、エビデンスに基づいた実践活動ができる人材を育てる事を教育の理念・目標として定めています。
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栄養学専攻 博士後期課程:定員2名
データに基づいたエビデンスにより構築される知識と技術を理解し、多様な発展を遂げる社会において複雑化・高度化する栄養に関する課題を解決して、これからの社会を支える高度で専門的な能力を有する人材を養成することを教育の理念・目標としています。
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臨床心理学専攻 博士前期課程:定員5名
臨床心理学の理論と専門的知識を学習するとともに、深い人間理解に基づいた実践的技能と高い倫理観を養い、心の援助者として幼児から高齢者に至るまでの臨床実践ができる人間性豊かな高度専門職を養成します。
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[2024年4月開設] 臨床心理学専攻 博士後期課程:定員2名
これまでに培った臨床心理学の実践経験や専門知識を基盤に、さらに多くの実践経験と研究活動を積み重ねる中で、心理臨床実践能力の高次化を目指すとともに、臨床心理学の分野における基礎的・先駆的な学術研究を推進可能な優れた研究者の資質を育てることを目指します。そして、これらをもって、次世代の臨床心理学の指導者、教育者となり得る人材の育成を目指します。
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子ども学専攻 修士課程:定員3名
子どもに関する科学的理解を基盤に、子どもの育ちへの支援のあり方を探求します。子どもをめぐる環境の変化に伴い高度化・複雑化する教育・保育へのニーズに対応し、理論的・実践的な研究を行うことで、高度な専門職業人の育成をめざします。
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リハビリテーション学専攻 修士課程:定員3名
種々の障がいにより地域での生活継続が困難な人々を支援し、QOL(生活の質)を高めることができるリハビリテーション分野の高度専門職業人の養成をめざします。リハビリテーション学の理論と専門的知識を修得し、臨床実践に役立つ実践的技能につながる研究を推進します。
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看護学専攻 修士課程:定員5名
生活支援科学のコンセプトをもとに、さまざまな健康状態にある人々の健康課題に対し、その生活を総合的・継続的にとらえ、他の生活支援の学問領域とも協働して、包括的な支援ができる人材の育成を目指しています。
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[2024年4月開設] スポーツ科学専攻 修士課程:定員2名
スポーツ現場における様々な問題や課題に対して、スポーツ科学における高度な知識と実践力を有したリーダーとして解決に取り組み、その成果を広く発信する能力を備えた高度専門職業人の養成をめざします。所定の単位を修得することにより、中学校教諭専修免許状(保健体育)と高等学校教諭専修免許状(保健体育)が取得できます。
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[2024年4月開設] 保健医療学専攻 博士後期課程:定員2名
少子高齢化が進む現状で、リハビリテーション分野、看護分野に求められる役割は拡大しています。保健医療分野の現場での多用かつ複雑な問題を的確に捉え分析し、地域包括ケアを推進していく人材が必要不可欠であります。そこで保健医療実践現場で指導的立場に立てる人材の養成と関連職種の専門性を理解し、当該分野の研究者として指導的立場を目指す人材を養成することを教育の理念・目標としています。