TOPICS

    2026.06.26
    “何気ない毎日”を支える専門職へ ~知識を“行動”に変える、社会福祉学科で学ぶ介護のリアル~ NEW!
社会福祉学科の加藤です。今日は加藤が担当する教育、授業の内容について紹介します。
 
介護福祉士は、食事や入浴、移動の介助といった「生活を支える」専門職です。一見すると身近で当たり前の行為に見えるかもしれませんが、その背景には社会の変化や制度、そして専門的な知識と判断力、そして相手を尊重する姿勢が欠かせません。
社会福祉学科では、介護を社会の仕組みとして理解するところから、実践力の習得までを段階的に学び、根拠をもって支援できる人材を育成しています。
社会福祉学科では、こうした日常を支える支援を、根拠をもって実践できる力を、段階的な学びを通して身につけていきます。
 
【介護を「社会のしくみ」から考える】
「介護概論Ⅰ」では、日本でなぜ介護が社会サービスとして必要とされるようになったのかを、高齢化の進行や家族形態の変化などのデータ、歴史的な背景をもとに学びます。
介護サービスが“当たり前に存在するもの”になった理由を理解することで、将来専門職として働くうえで欠かせない視点を身につけます。
授業には留学生も多く、日本・ミャンマー・中国・タイなど、さまざまな国の学生が共に学んでいます。それぞれの国の少子高齢化や家族のあり方を比較しながら議論することで、日本社会の特徴を相対的に捉える力も養われます。
ワークシート記入、意見交換、発表といったアウトプットの機会を多く設け、日本語力や伝える力の向上も目指しています。

  

【理論と実践を結びつける学び】
担当している「生活支援技術入門(2年次)」では、介護技術を単に“やり方”として覚えるのではなく、なぜその方法が必要なのか、身体や生活にどのような影響があるのかを理 解することを重視しています。
ベッドメイキングや移動支援といった基本的な技術一つひとつにも理由があり、利用者の安全や安心、生活の質に直結しています。授業では、考えながら動くことを大切にし、将来現場で応用できる基礎力を養います。
この授業風景は介護が必要になった利用者の生活の場となるベットのシーツ交換に取り組んでいるところです。まだ2回目の授業風景なので、手つきや姿勢はまだまだですが、「要介護状態になると、ベットに横になるという行為が身体にどのような影響を生じさせるのか」「なぜこのような技術が必要なのか」という知識と組み合わせながら習得を目指します。


 
【実習と連動した実践的な授業】
4年次の「介護過程演習Ⅱ」では、学外実習と連動しながら学びを深めていきます。学生は実習で出会った利用者一人ひとりについて情報を整理し、その人らしい生活を支えるための個別支援計画を作成します。
計画はWeb上でワークシートを用いてまとめ、支援の根拠や思考の過程を可視化します。さらに、計画を実習先で実践し、その結果を振り返ることで、支援を見直し、改善していく力を身につけます。これは、現場で求められる実践力そのものです。
本授業で使用するワークシートは個別支援計画立案に必要な思考過程を細分化したもので構成しており、短文と選択肢を用いて少しずつアセスメントを深めることができます。
 そのため授業もパソコン、インターネット接続は必須です。入力状況はリアルタイムで把握でき、適宜助言していきます。
 写真は昨年度の授業の風景です。左は個別支援計画を立案し、その内容についてメンバー同士でディスカッションしている様子。右側は、実習で個別支援に取り組み、その結果をまとめた資料のタイトルです。利用者の生活支援と人としての可能性をあきらめない支援者としての力を習得していることが感じられる内容です。

  

【学生の成長を実感できる教育】
入学当初は「何が正しい支援なのか」「自分にできるだろうか」と戸惑う学生も少なくありません。しかし、授業や実習を重ねる中で、相手の立場で考え、自分の言葉と行動に責任をもてる支援者へと成長していきます。
単に技術を習得するだけでなく、人を理解し、信頼関係を築く力を育てることが、この学科の介護福祉教育の特徴です。
 
【将来へつながる確かな学び】
社会福祉学科では、国家資格取得を見据えたカリキュラムのもと、理論と実践を往復しながら学ぶ教育を行っています。介護福祉の仕事を通して人の生活を支えたい、社会に貢献したいと考える高校生・受験生の皆さんにとって、確かな力を身につけられる学びの場です。
 

一覧に戻る