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    お知らせ2026.03.18
    【健康福祉学専攻】大学院への社会人入学として NEW!

 

 仕事を続けながら学ぶことは決して簡単なことではありません。しかしながら、西九州大学大学院生活支援科学研究科健康福祉学専攻は、社会人としての実務経験を強みに変え、理論と実践の融合を通して専門性を高めることのできる学びの場です。

医療福祉の現場で培った経験をもとに研究として探求することで、自らの実践を見直し、新たなキャリアステージへ踏み出すための力が身につきます。

大学院での学び直しは、あなたにとって未来の可能性を広げる確かな一歩になるでしょう。

◆社会人学生の紹介
 氏  名:鍋内哲朗さん
 出身高校:長崎県立長崎北陽台高校
 出身大学:長崎ウエスレヤン大学(現、鎮西学院大学)

大学院と仕事の両立について

 大学院進学を決意した背景には、職場で行き詰まりを感じていた時期に、恩師から「大学院で学び、視野を広げてみてはどうか」と背中を押していただいたことがありました。その言葉をきっかけに、自身のキャリアを一度立ち止まって見つめ直し、新たな可能性を切り開くために学び直すことを決意しました。

 社会人として働きながら学ぶことは決して容易ではありませんでしたが、同級生との再会や仲間からの励まし、そして職場の理解と協力に支えられ、学びを継続することができました。授業や研究に取り組む時間の確保にあたり、職場が柔軟に対応してくれたことは、両立を実現するうえで大きな支えとなりました。

 また、大学院で社会人経験をもつ仲間と互いの視点を共有し、切磋琢磨できたことは、学びをより深める貴重な機会でした。多くの支えに恵まれたからこそ、前向きに学び続けることができたと実感しています。
 

大学院での学びの内容・自己の成長について実感したこと

 大学院での学びを通して特に印象的であったことは、これまで“経験則”に頼っていた支援について理論的に捉え直すことができた点です。日々の実践の背景にある概念や根拠を理解することで、支援の意味がより明確になり、実践における視野が大きく広がりました。

 また、研究に取り組む過程では、自ら課題を設定し、文献を精読してから論文としてまとめ上げる一連のプロセスについて経験しました。その中で、問いを立てる力、情報を整理する力、客観的に判断する姿勢が培われました。これらは現在の実務においても確実に活かされています。さらに、統計解析ソフトを用いた分析方法を習得できたこともこれからの研究活動における大きな学びとなりました。
 

大学院修了後の進路・キャリア形成について

 大学院での学びを深めるなかで、これまでの経験や想いを次の世代へ伝えたいという気持ちが強くなり、教員を志すようになりました。研究指導を受ける過程で、自身の経験を構造化し、言語化するうえで、他者に伝えることの難しさと奥深さを知ったことが、大きな転機となりました。そしてこの春、大学教員として新たなキャリアをスタートします。これまで大学院で積み重ねてきた学びが、次のステージへとつながった瞬間でした。

 現場で働く方々にとって、大学院で学ぶ意義は非常に大きいと感じています。これまでの実践に理論的な裏付けを加えることで支援の質は高まり、自らのキャリアを主体的に切り拓く力が養われます。大学院での学びは、まさにリカレント教育の価値を体現するものだといえるでしょう。

大学院進学を考えている社会人へのメッセージ

 大学院への進学を迷っている社会人にお伝えしたいことは、「年齢やブランクは決してハードルではない」ということです。これまでの仕事や人生で積み重ねてきた経験こそが、大学院での学びに深みをもたらしてくれます。私自身、社会人としての経験があったからこそ、授業や研究を“自分ごと”として捉え、学びを実践へと還元することができました。

西九州大学大学院は、社会人学生に対する丁寧で手厚い支援体制が整っており、少人数制のもとで一人ひとりに寄り添った指導が受けられます。教員や院生同士のつながりも大きな励みとなり、学びを支える確かな基盤となっています。大学院での学びは、きっとあなたの未来をより豊かなものにしてくれるでしょう。
 

指導教員(黒田研二先生)からのメッセージ

 鍋内さんにとって、大学院での学びがご自身の人生の次のステージにつながってよかったです。ゼミで研究指導を担当した私も嬉しいです。大学院は、高度専門職や教育職・研究職を目指す人が、研究を通じて主体的に学修する場です。社会人として現場で感じた課題や問題意識を研究テーマとして設定して、修士論文や博士論文に仕上げることで、視野を広げるとともに、研究者としての力を身につけることができます。鍋内さんは、これから大学の教員として教育方法を工夫するとともに、自らの研究テーマを発展させてください。鍋内さんとのゼミで私が用いたTeamsによるオンラインによる研究指導は、私にとって新たな教育方法でした。社会人の大学院生にとって、オンラインによる授業(ゼミ)は便利ですが、毎回、学生自身が報告すべき内容を準備して主体的に臨むことが重要になります。


◆黒田研二先生の経歴
大阪大学医学部卒業後、精神科、老年内科の臨床に従事し、阪大医学部公衆衛生学講座において助手、講師、助教授を務めた。その後、大阪府立大学、関西大学の教授を歴任。2020年4月から西九州大学看護学部教授、2022年4月から健康福祉学部教授・学部長。精神保健福祉、社会福祉、公衆衛生の領域の研究に従事。

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