昨年度に本学科を卒業された池田陽香さん（社会福祉士・精神保健福祉士）にお越しいただき、精神保健福祉課程の3・4年生に対して福祉専門職としての職業意識についてお話ししていただきました。


池田さんは長崎県の障がい福祉施設に勤務されており、職場の紹介やお仕事の内容、専門職としての心構えや障がいのある方たちとのかかわり方などについて、写真や動画を用いてわかりやすく説明されました。講演の後、グループワークを行うことで学びの内容を整理し、疑問点（質問項目）を抽出し、質疑応答を行いました。


受講生の感想からも「将来『誰かの人生に寄り添う支援者』になりたいという気持ちが一層強くなった」「支援はただ促すのではなく『その人らしさを尊重し、寄り添う工夫』が大切である」「可能性を信じる姿勢と言葉の奥にある思いを理解しようとする姿勢の大切さ」などの学びを得ていました。さらに「信頼関係を築くために意識すべきこと」や「福祉職を志す学生が今のうちから身につけておくべき力や経験」などについて知りたいという質問などがありました。
精神保健福祉士を目指す学生にとって、就職活動や実習への取り組みなど大学生活における活動の意義について学ぶ機会となりました。


今回、お話しいただきました池田さん、誠にありがとうございました。
社会福祉学科では、福祉専門職を目指す人材としての実践的な学びの機会を提供していきます。福祉の魅力について知りたい方は、ぜひ一緒に学びましょう。
 
担当教員のコメント
　精神保健福祉実習では、精神科病院、障がい福祉事業所等で、精神保健福祉士の仕事の内容を具体的に学びます。４年次学生の時に行った実習は、現在の池田さんのお仕事につながり、池田さんは社会福祉専門職として、障がい者支援のお仕事をさらに発展させておられました。現場における実践のお話は、教員にとっても参考になるものでした。（黒田研二先生）