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心理カウンセリング学科

    お知らせ2024.10.07
    【着任のご挨拶】 山中 亮教授が着任されました!
2024年度後期より,心理カウンセリング学科の教員として,新たに,山中亮(やまなか あきら)教授をお迎えいたしましたpanda_thanks
山中教授より,着任のご挨拶をいただいておりますF9E6



以下,ご覧くださいpanda_sorry

flower_red着任のご挨拶flower_red************************************
 10月1日に子ども学部心理カウンセリング学科に着任いたしました、山中 亮(やまなか あきら)と申します。

 私は、もともと愛知県出身ですが、大学進学を機に東北の宮城県仙台市へ、そしてその後北海道札幌市と、長らく北国で生活をしてきました。
 その後一旦地元の愛知県に戻りましたが、この度ご縁をいただき初めて九州のこの佐賀で過ごすこととなりました。新たな風土や文化に触れることができるのではと、着任前からとても楽しみにしておりました。これから佐賀県を中心に九州のいろいろなところに訪れたいと思っております。
 
 私自身の臨床実践の第一歩は児童相談所から始まりました。
大学院修士課程を修了してすぐに、指導教員の紹介で、児童相談所の嘱託職員として働く機会を得ました。そこで、過酷な環境の中で生きている多くの子どもたちと出会うこととなりました。20歳半ばの若輩の私にとっては、大きなカルチャーショックでした。「目の前の子どもたちに一体何ができるというのだろうか」、そんなことを問う毎日でした。無力感を感じることもしばしばありました。しかし、この当時の経験はその後の臨床実践を行う際の自分の土台となっています。
 たとえどんなに過酷な環境に置かれたとしても、人は成長する力をもっているということ、そしてその力を信じることの大切さを学んだと思います。その後は児童相談所を離れ、主に学生相談というフィールドで働き、現在に至っています。学生相談においても生きづらさを抱えながら懸命に生きている多くの大学生、大学院生の方々とお会いしてきました。

 近年の私の主な研究上の関心としては、死別による悲嘆プロセスの解明とその援助にあります。
学生相談で、大切な方を突然亡くされたクライエントさんとお会いしたことが、このような研究を始めるきっかけとなりました。
 このようにクライエントさんから私自身も刺激を受け、多くのことを学ばせていただきました。これまで実践に携わってきて、苦しいことや迷うこともたくさんありましたが、今思うのはこの仕事をやっていて本当によかったということです。多くのクライエントさんとの出会いが私の財産だと思っています。


 心理臨床の実践家を目指す学生の皆さんは、 将来臨床現場に出てからいろいろと難しい課題に直面することがあるかと思います。しかし多くのクライエントさんとお会いする中で、いつかきっとこの仕事をやっていてよかったと思える時が来ると思います。

 学生の皆さんとこれから一緒に学びあい、私も成長していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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