今回は、心理カウンセリング学科３年次に開講されている「心理的アセスメントⅠ」について紹介します。

　心理的援助を行うにあたり、心理査定（心理的アセスメント）の能力は援助対象者を見立てるために必須の力となります
　本講義では、心理査定（心理的アセスメント）の目的や倫理について理解することを目的とし、さらに相手を理解するための方法にどのようなものがあるかを学びます。また、心理検査については成り立ちや特徴、意義及び限界についても学んでいきます



　第２回の授業では、『心理的アセスメントにおける倫理』のテーマを扱いました。講義だけでなく、DVD視聴を行い、『秘密を守る』『十分な説明を行ったうえでの同意』などについて、実際に自分が心理的援助を行う際にどのような対応を行うか、模擬事例を通じて言葉かけを考え、受講生同士でディスカッションする機会を設けました
　受講生からは、「丁寧に言葉を選ぶことがとても大切だと感じた。」「解説を聞くことで、自分に不足していた視点や注意点を見つけることができた。」「様々なトラブルにも慌てず対応しつつ、事前にトラブルが起こらないようにすることも大切だと思った。」などの感想が挙げられました



　心理専門職や対人援助職を志す人は、職業倫理を常に意識しながら対象者にかかわることが求められます。この授業で学んだことを、他の授業や実習等にも活かしてもらいたいと思います

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