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    2023.06.20
    【社会福祉学科】今年の夏も始まります!! ~医療的ケア演習~(6/20)
 例年7月末~8月上旬に、介護福祉課程3年生の「医療的ケア演習(集中)」を行っています。演習は15コマ(90分×15回)を予定していますが、個々人の技術習熟状況により期間は延長されるため、受講生は毎年真剣な面持ちで演習に臨んでいます。
 演習内容は「喀痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ内)」と「経管栄養(胃ろう・腸ろう、経鼻)」です。医師の指示書の確認、必要物品の準備、利用者への説明、健康状態や異常の観察、看護職への報告など、「準備」「実施」「報告」「片付け」「記録」と評価項目をチェックしながらのシミュレーター演習です。
 ご利用者は、喀痰吸引では自分の病気や障害に対して「治るのか」「悪化しないか」「生命の危険」などの不安や苦痛を感じています。また、経管栄養に対しては「食事という楽しみの喪失」や自分の健康に対する「閉塞感」、また、常にチューブにつながれている「拘束感」、や「違和感」などを感じていることが推測されます。そのご利用者の思いを介護福祉士が十分理解することも演習で学ぶポイントとなります。また、緊急時の対応を含め医師や看護師など医療職との連携の重要性も学びます。
 医療ニーズの高いご利用者様へ安全で安心できるケアが行えるよう、介護福祉士を目指す学生の皆さん!この夏もしっかり学んでください。
☆写真は、現在「医療的ケアⅡ」を学んでいる3年生の皆さんと昨年の「経管栄養」演習場面です。
                           科目担当:安德 弥生


 
  

        
                    

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