平成27年度より、発達に偏りがあるお子さんの教育、福祉、医療に携わる佐賀県、及び近隣県の専門家を対象に、子どもの理解とその支援について臨床心理学的見地から情報発信を行う「発達臨床支援セミナー」を開催しています。
第3回発達臨床支援セミナーは、令和4年10月28日（金）、19時～21時、佐賀キャンパス5号館3階ALS教室で開催することができました。
朝夜は肌寒くなってきましたが、お仕事終わりに24名の方がご参加くださいました。お仕事が終わってからわざわざお越しいただき、毎回本当にありがたいご縁をいただいており、感謝申し上げます。
 
今回のテーマは「保護者支援（心理学の立場から）」。
 
近年、お子さんの発達評価が進歩し、「早期発見・早期診断・早期療育」が重視されるようになりました。お子さんに携わる職業の方々は、臨床の場でお子さんの言動から「発見」し、「診断」にどうつなげるか悩まれています。今回は「保護者」の心情を「愛着」の発達の視点から説明を行い、お子さんと保護者、支援者をどうつなげていくかについて問題提起をしました
 
次回は12月23日（金）に開催します。テーマは「身体から心を支える方法」についてです。次回も参加者の方々の日々の実践に役立つ知見を、分かりやすくお伝えできるように準備して参ります。
＊なお、今年度の申し込みは終了しました。
 
（心理カウンセリング学科　准教授　利光　恵）