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心理カウンセリング学科

    お知らせ2022.05.26
    【心理カウンセリング学科】「心理学概論Ⅰ」授業紹介
大学生になって初めて学ぶ心理学の専門科目に、心理学概論Ⅰという科目があります。公認心理師や認定心理士の資格等にも該当する科目です。心理学概論Ⅰは、心理学に関する基本的な理論や概念などを学ぶ科目になります。
 心理学概論Ⅰの内容は、多岐にわたっています。発達心理学や認知心理学、学習心理学、神経心理学や臨床心理学など様々な心理学の分野から成り立っており、代表的な理論や重要な概念を取り上げています。
 初めて学ぶ心理学の講義ですので、少し難しく感じるかもしれませんが、難しいものばかりではありません。興味深い理論や概念もたくさんあります。
 例えば、フロー理論というものがあります。人が何かに没頭しているとき、時間の経過が早く感じ、充実している体験のことです。皆さんもありませんか?好きなこと、得意なことに熱中している時、つい我を忘れて没頭している時間のことです。まさしく、このような体験のことです。
この理論が、興味深いところは、単に時間が早く経つことだけではありません。フロー理論は、人がより成長していく過程である、という点です。人が何かに没頭することで、より複雑な技術を身に付けることが出来ることに繋がり、人は成長する、と考えられている点です。
 皆さん、中学校、高等学校でなにかに没頭した経験はありますか?このような経験は、どんな経験でも構いません。なにかに集中して行うことで人の技術は発達し、より成長していきます。そして、それは他のことへ派生していくとも考えられています。このような体験は、少なからず皆さんの成長に一役買っている、と考えられています。
 フロー理論、興味深い理論だったのではないかと思います。このように、心理学の理論や概念には様々なものがあります。心理学概論Ⅰでは、興味深い理論や概念を具体的な例を挙げながら、解説していきます。
 
引用・参考文献 
松田幸弘(2018)第5章 動機づけの心理学.心理学概論.ナカニシヤ出版.pp57-71.
 

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