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    2021.06.28
    【社会福祉学科】授業紹介:医療ソーシャルワーク
社会福祉学科の3・4年次の学科専門科目「医療ソーシャルワーク」のご紹介をいたします。

本教科は、令和2年度より、看護学科「関連職種連携演習」と連動しています。つまり、西九州大学の福祉・医療を学ぶ他7学科で受講希望した学生が、少人数で編成したグループ活動を行う合同授業となります。

なぜ、他学科の学生さんと学ぶのかというと、
①福祉・医療の実際の場面では、多職種連携が進んでいる。他の領域について何を学んでいるのか、どのような視点や考えで支援を行っているのかを学ぶ。
②チーム・ビルディングの方法について学び、チームを形成できる力をつける。
③利用者の方のニーズに合わせた支援について、多角的に捉えることができる。より良い支援が行える方法を学ぶ。等々を目的としています。(詳しくは大学シラバスをご覧ください!)
 
4月9日(金)から5月22日(土)までの間での15回(1グループ毎の活動・全グループでの中間発表・発表会)、ZOOMを利用した遠隔授業でした。
最初、「難しい」「何をすべきかわからない」といった悲鳴に近い声が上がっていました。
しかし、グループワークを重ねるごとに、多職種の視点、チームで利用者の支援を行う際のポイントを理解され、チーム支援の方法が深まって行くとともに、各自に自信の表情が見えてきました。
最後の発表会では、健康栄養・社会福祉・リハビリ・心理・こども・看護学科の専門の先生方からのアドバイスを受け、学生さんはさらに学びを深めたいと捉えられた様子でした。

報告書にかかれた受講学生さんの感想です。

「すべての講義がグループワークで行われるため1から関係性を築いていくことが1番大変だったと思いました。~中略~社会福祉士や精神保健福祉士においても医学的知識やその考え方が必要となるので、今回参加知ることができて大変勉強になりました。なぜその支援が必要なのかなど根拠に基づいた支援を展開していくことや利用者を主体とした考え方と常に持っておくことが必要であることも学ぶことができました。」

「チーム医療が重視されている現在、学生の頃から他の専門とする方と一緒に活動をできるのは凄く貴重なことだと思うのでぜひとも皆さん履修してください。必ず有意義な時間を送ることができ、また将来の為の沢山の糧を得ることができます。」
 
苦労はあるけれど、それだけ真剣に向き合える授業です。

 

 

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