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    2021.01.09
    【社会福祉学科】教員エッセイ:坂田周一教授
こんにちは、坂田です。
今回は私の近況として、自分が影響を受けた学者の伝記の出版について紹介いたします。 

イギリスでは第二次世界大戦が終わるとすぐに、世界に先駆けて福祉国家が誕生しました。そして、ロンドン大学では1950年に、社会福祉政策を研究する新しい教授職が設けられ、リチャード・ティトマスが初代教授に任命されました。以来、社会福祉政策学(Social Policy)という新しい学問の確立に多大な貢献をするなか、病気のため1973年に、65歳で他界しました。

私は、1970年代に自分が学生であったころから、社会福祉政策学を専攻し、この方の理論の影響を受けてきました。自分の著書である『社会福祉政策』(写真左)の中でも、ティトマスの生涯や学説を紹介したりしております。

あと数年で没後50周年です。その記念行事を前に、大部の伝記(写真右)が公刊されました。早速、購入し、手にし、約600頁の隅々まで毎日少しずつ読んでいます。尊敬する人物の人となりや学問業績に触れることができる機会を得て嬉しさが込み上げるのと、自分もしっかりと研究を進めなければと勇気をもらったりしています。」

YouTubeのオンライン福祉学入門(ここをクリック)もご覧ください。


  
 

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