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    2020.08.25
    【社会福祉学科】ボランティア体験からよい行動習慣を
みなさん、こんにちは。社会福祉学科教授の井本浩之です!

西九州大学は経験することや体験することを通じた学習形態を多く取り入れている学校です。実験や実習に関する科目のみならず、1年生のときから実社会と結びつく体験授業の科目が全学共通で用意されています。「あすなろう体験」という授業内容がそれです。本学がなぜ、経験を重要視しているのかをご紹介しましょう。

経験も体験も、英語ではexperienceですね。これは、ex-pero「通り抜ける」という語源をもっています。もともとは何ごとかを通り抜けることを意味しています。日本語の経験という言葉もほぼ同じ意味ですね。「経」は通り抜けること、「験」は「験し(ためし)」つまり「なにか験してみた結果」という意味です。経験というのは「何かを通り抜けようとした私たちの行動とその結果」なのです。ある結果はそれを生み出した行動と関係していることを私たちは学習します。

つまり、行為と結果との間の因果関係(原因と結果の関係)を学習するのです。その積み重ねが行動の習慣となります。学生は1年生のときから授業で様々なボランティア体験を積み重ねます。ボランティアでは人から感謝されます。よい行動をとった際にうける報酬ですね。

ところが、そのうち学生さんたちから、次のような発言が出てきます。ボランティアを「してやっている」ではなく、「させていただいている」と。このような言葉が出てくるのが、経験や体験を通してよい行動習慣を学んだ証拠なのです。

社会福祉学科には上位学年になっても様々なボランティアが準備されています。楽しみながら学習できるボランティア体験、ぜひ西九州大学で体験してみてくださいねgood

写真は、ボランティア活動の様子ですkaburikuma_wink

 
 

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