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心理カウンセリング学科

    お知らせ2020.07.25
    【心理カウンセリング学科】 あなたの知らない心理学の世界 #5  『言葉×こころ』
 6月より連載でお届けしております『あなたの知らない心理学の世界』も
今回で第5回目となりましたF9CE

 これから進路を検討されるみなさん、そして、心理学に興味・関心のある
方々に、少しでも心理学・こころの世界の「面白さ」や「奥深さ」に
ふれて頂きたく、シリーズでお送りしておりますF99F

 第5回目の今回は、 
『言葉』×『こころ』です。

日ごろ、私たちが、日常生活場面で使っている「言葉」F9E6
「人のこころ」と、一体どのような繋がりがあるのでしょうか…



 是非、ご覧いただけると幸いですF9EB

★テーマ:「言葉」×「こころ」★



 言葉はコミュニケーションを図る手段の1つです。
このため、カウンセリングも言葉のやり取りをベースにして成り立ちます。
でも、よく考えてみてください。
単なる言葉のやり取りによって、相手の気持ちに共感できるのでしょうか。

 単なる言葉のやり取りだけだと、情報の伝達に過ぎないのではないでしょうか。
教師から生徒に知識を伝える、仕事で上司から部下に指示が下りる、
などと言ったように。このためなのか、われわれが情報を教えてもらうことに
慣れているためなのか、いずれにせよカウンセリングは情報伝達、
あるいは気持ちの整理方法の伝達だと捉えられていることが
実際多く感じられます。

 しかしながら、臨床心理学に基づいたカウンセリング
(わたしはこれを心理療法と呼びます)では、言葉が紡ぎだす感情や
イメージに焦点を当てます。
 言葉を表面的に聴いているのではなく、言葉に含まれる、
その人の気持ち、思い入れ、言葉に隠されている人生の歴史、などなどを
感じ取ろうとすることが極めて重要になるのです。
 
 これができるには、訓練が必要となります。
われわれの心理カウンセリング学科では、言葉とこころが繋がっていることを
実践的に体験しながら、心理療法家になることを目指していくことも
大切に考えています。



F9E6心理カウンセリング学科 教員 太田 秀樹F9E6

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