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    2020.04.28
    【社会福祉学科】授業紹介:相談援助の基盤と専門職Ⅰ・Ⅱ
新型コロナウイルス感染症の影響でStay homeの日々が続いています😅

高校生・受験生、地域の皆さんに社会福祉学科のことをおうちにいながら知っていただけるように、今日からシリーズで社会福祉学科の授業紹介をしていきます👨‍🏫

第一弾は、相談援助の基盤と専門職Ⅰ・Ⅱです
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授業:相談援助の基盤と専門職Ⅰ・Ⅱ
 
担当:滝口 真
 
社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格を取得するためには、23科目を学習する必要があります。その中には、「児童福祉論」、「障害者福祉論」等の対象者を限定した科目があります。一方では、社会福祉士・精神保健福祉士の福祉専門職として、求められる共通する科目も複数あります。その一つが「相談援助の基盤と専門職」です。

この科目では、国家資格としての社会福祉士・精神保健福祉士の位置づけや求められる専門性などについて学びます。ソーシャルワーク(相談援助)の定義や成り立ち、理念などを理解することで、将来、相談援助の担い手であるソーシャルワーカーになるための基礎を固めます。

西九州大学では、この科目を1年生で学修することにしています。1年生で学ぶ内容としては専門用語や事例等、少し難しいところもありますが、専門科目の学修が本格的に始まる前段階としての必要な知識を身につけておくことが重要です。学年が上位学年に進行すると、他の科目とあわせて内容の理解が深まり、演習や実習に応用され活かされます。

ソーシャルワーク実践は、あらゆる場面で専門的且つ的確な判断が求められます。その時、簡単には答えが導けないかもしれません。適切な判断をして行動するには、「専門職倫理」というものを理解して、それに沿って動くことが重要です。迷うこと(ジレンマ)も生じますから、解決策をもっておかなければなりません。

また、ソーシャルワークの実践過程では、クライエントである利用者を理解すると同時に援助者である自らを理解しようとする「自己覚知」も重要な柱となります。この科目では、そういった実践に結びつく価値観や知識を通して、ソーシャルワークの根っこを学びます。

 

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