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心理カウンセリング学科

    お知らせ2019.01.25
    【心理カウンセリング学科】カウンセリング実践演習Ⅲの授業において、実習報告会が行われました!
 カウンセリング実践演習Ⅲの授業では、受講している4年生が教育や福祉など様々な領域で実習を行っています。2019年1月22日に受講生による実習報告会が行われましたのでご報告します。
 
 本学で行われている東日本大震災被災者支援活動『ほっと広場』で実習を行ったグループは、一人一人の子どもに合わせた関わりの工夫について報告を行いました。実習の回数を重ねる中で、参加している子ども達との関係性が深まったことも報告されました。
 
 児童養護施設への訪問実習を行ったグループは、幼児・小学生・中学生および高校生の各発達段階における様子の違いや、それぞれの年代に合わせた関わりについて報告を行いました。施設の職員の方々のお話から学びを深めることもできたようです。
 
 九州コラージュ療法研究会に参加した学生たちは、実際にコラージュ体験を行いスコアリング等も体験したことで、より学びが深まり、また自分自身を客観的に見ることもできたことを報告しました。また、守秘義務の関係で詳しい説明は行われませんでしたが、コラージュ療法の実践事例から学ぶことも多かったようです。
 
 大川市適応指導教室で実習を行っているグループは、活動の実際だけでなく、関わりの中で気を配っていることなどを具体的に報告し、来室している生徒たちが安心感を持って通い続けることができるための工夫などを紹介しました。
 
 小城市教育委員会と提携を結んでの『子ども支援ボランティア』事業にて市内の各小学校に支援に赴いている学生たちは、困り感のある児童等に対する支援や教職員との連携の実際について報告を行いました。『子ども支援ボランティア』事業は今年度開始されたばかりの事業ということもあり、実習を行う中での難しさや課題なども共有することで、次年度へ向けての課題も明確にすることができました。
 
 本講義を長年担当している西村教授からは、各グループの発表毎にコメントが行われ、最後に総評として、「それぞれの学生の実習体験が今後の人生の宝となるであろう」こと、また「個をみることができて、はじめて集団をみることができる」との言葉も述べられました。
 
 実習報告会には、次年度のカウンセリング実践演習Ⅲ受講を検討している3年生も出席し、実習先の幅広さや4年生の実習先での取り組みの工夫などに感銘を受けている様子でした。
 
 受講生の皆さん、1年間の実習本当にお疲れ様でした。3月まで実習が続くところもありますが、実習終了まで事故の無いよう取り組んでいただけたらと思います。
 
 最後となりましたが、カウンセリング実践演習Ⅲ受講の実習学生を受け入れてくださっている関係諸機関の皆様に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。
 
                        文責:中園照美(カウンセリング実践演習Ⅲ担当教員)

   

 

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