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心理カウンセリング学科

    お知らせ2018.10.23
    【心理カウンセリング学科】~イタリア訪問記~
  10月初旬、イタリアの学校や施設を訪問しましたairplane
   その一部を紹介したいと思いますnikkori
 
  イタリアでは、1970年代の教育法制度改革により、障害の有無にかかわらず、通常の学校に就学する「インクルーシブ教育」が導入されています。また、精神障害者施策の改革により、精神科病院が廃止され、精神障害のある方たちはケアや就労支援を受けながら地域社会の中で生活しています。
 
  まずは、ボローニャにある社会共同組合「ETA BETA」です。精神障害者や薬物依存者の就労支援を行っており、日本からの研修生も受け入れています。


    F9E6木工製品(カラフルな積み木。箱庭のような使い方もするそうです。)

  F99Fガラス製品

 
 F9A0自家製のトマトソースや、桃とミント、メロンと生姜のジャムなど


  F99B利用者の方たち手作りのニョッキをいただきました。


 
次に、リハビリテーションセンター「Associazione Scuola Viva Onlus」です。
 学校卒業後の障害のある方々(80人ほど)が、社会生活への再統合を促進する目的でリハビリに通っています。アニマルセラピーやアート、ガーデニングなどのリハビリプロジェクトがあり、精神科医、心理学者、教育者、セラピスト、看護師、技師などたくさんのスタッフが働いていました。

  F9EB
アトリエ

 F9E8
庭園

 F9F9厩舎(放牧中のため動物たちには会えずでした…。)

 
日本とは異なる環境やシステムに、ただただ驚きの連続でした。イタリアと日本、どちらがより良いかということではありません。今後、私ができることは何かを考えるとてもよい機会となったイタリア訪問でした。
 
  みなさんも、諸外国の特別支援教育や社会福祉のシステムについてぜひ学んでみてください。
 
                                                                 (心理カウンセリング学科 講師 中村 理美)


 

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