食べる喜びで命を支える。
大学での授業をとおして、日常の食事が疾患の進行を進めたり和らげたりする重要な存在であることを知りました。どんな食事をすべきか困っている人を支えたいと思い、病院管理栄養士を志望。
現在は主に一般食からさまざまな特別食へ展開していく献立作成をしており、大学で学んだ食事療法論が役に立っています。あまり食事を摂れていない患者さんに対して食べやすい形態や食品の種類を提案することで、食べる意欲がわいたり、食べられる量が増えたりすることにやりがいを感じています。自信を持って一人ひとりの生活背景を考えた食事の提案ができるようになるため、もっと多くの知識や技術を身につけていくつもりです。
患者さんの暮らしに寄り添うサポートを
転院や自宅退院の検討、調整を行い、患者さんと必要なサービスを結びつけるのがメディカルソーシャルワーカーの仕事です。当初は自宅退院が難しいと思われていたケースが、行政やケアマネジャーとの連携により可能になることもあります。「家に帰れて良かった、ありがとう」と患者さんに言ってもらえることが私の励みになっています。
学生時代にいろいろな施設でボランティアをして、高齢者や障がい者の方、子どもたちなど、たくさんの人と接した経験のおかげで、患者さんやご家族ともスムーズにコミュニケーションをとれています。「困ったことがあれば彌永さんに相談しよう」と思ってもらえるように、これからも経験を積んで、学び続けるつもりです。
喜びと笑顔を分かち合いたい
部活中のケガをリハビリテーションで克服。高校生活最後の大会に出場でき、思い切りプレーできた喜びは忘れることができません。その経験が理学療法士をめざすきっかけとなり、現在はその時にご担当頂いた先生と一緒に仕事をしています。
理学療法には整形外科、中枢神経系、循環器系など幅広い知識が必要ですが、西九州大学では各分野に精通した先生方にじっくり指導して頂けました。また、スポーツ選手と関わったり勉強会に参加したりする機会も多く、リハビリテーションに関する多面的・根本的なものの見方を学べたことは現在にとても役立っています。
これからも学び続け、多くの人と喜びや笑顔を分かち合えるリハビリテーションの専門職として成長していくつもりです。
社会復帰の希望を確かな技術で支えたい
急性期から自宅・社会復帰にいたるまでの治療に一貫して携わることができることに興味を持ち、脊椎・脊髄疾患専門病院への就職を志望しました。先生方に履歴書の添削や、さまざまな質問パターンでの面接練習に協力して頂いたおかげで、希望の職場に就職できました。
現在は作業療法士として患者さん一人ひとりにあわせたリハビリテーションを行っています。毎日のリハビリテーションの後で「ありがとう」と言葉をかけてもらえることや、入院当初はできなかった動作を患者さんができるようになる姿を見られることに日々やりがいを感じています。これからも他の医療専門職と連携をとりながら、患者さんを笑顔にしていきたいです。
子どもたちとともに学び、ともに成長
小学4年生の時に大好きな先生に出会ったことが教員を志すきっかけになりました。
西九州大学では保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の3つの免許・資格を取得。幅広いカリキュラムを学び、子どもとの関わり方を段階的に理解できたことが、今の仕事に役立っています。また、ゼミの先生による熱血指導や、同じ目標を持つ仲間と励ましあって教員採用試験に取り組めたことも、夢を実現するうえでの支えになりました。今年は2年生を担任しており、授業や休み時間の遊びをとおして、子どもたちができないことをできるようになる姿に喜びややりがいを感じています。
これからも子どもに寄り添いながら、彼らの成長をサポートしたいと思います。
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