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幼児保育学科

    お知らせ2018.11.16
    幼児保育学科 「保育・教職実践演習」施設見学に行ってきました。
 本学科では、2年生の後期に「保育・教職実践演習」という科目が開講されています。その前半は、保育園・幼稚園グループと施設グループに分かれ、それぞれ、現場での学びを大切にしています。
 今回は、施設グループの取り組みをご紹介します。施設グループは、佐賀市内の2つの施設を訪問し、施設見学や職員の方々のお話を伺うことができました。


 
1. 乳児院「みどり園」
 
みどり園は、佐賀県内唯一の乳児院です。平成28年度に建てられた新しい園舎に伺いました。堤園長先生、部長の横田先生、心理士の森永先生から、園の特徴や取り組み、子どもたちとのかかわりの様子、また、児童養護に関する様々な施策や動向まで、詳しくお話し頂きました。
 
 見学後は、学生の質問にも丁寧に答えてくださり、学生たちは乳児院の役割や、入所している子どもたちの様子、また、スタッフの方々の想いまで深く学ぶことができたようでした。学生の感想からは、環境構成や安全面・衛生面への配慮、多職種間・児童相談所との連携の在り方等への理解が深まると同時に、働かれている職員の方々の子どもへの想いに触れ関心が高まったという意見が窺えました。


2. 佐賀県療育支援センター 「あそしあ」
 
「あそしあ」では、障害のある子どもたちや保護者、その支援者を対象とした様々な取り組みについて、詳しく伺うことができました。また、その後は、児童発達支援センター「くすのみ園」の施設見学をさせていただき、通所している子どもたちとかかわらせて頂くこともできました

 
 学生たちは、子ども一人ひとりが「何に対してどこまでできるか」「どういった面でどのような支援が必要なのか」を見立てながら適切な支援方法を考えることの大切さを学んだようです。「『障がいがあるからといって特別なことをする必要はない』という言葉が印象的でした。子どもと関わる大人が個人をしっかりと見て支援をしていくことが一番大切なのだと改めて感じました。」という感想があり、「障害児保育」の授業で学んだことを、さらに深く考えるきっかけとなったようでした。

 お忙しい中、見学をお引き受けくださったみどり園、あそしあの皆様。温かく迎えて頂き、本当にありがとうございました。