西九州大学短期大学部 私立大学研究ブランディング事業 西九州大学短期大学部 私立大学研究ブランディング事業

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発達障害児の
二次障害予防プログラムProgram

事業概要・目的

本事業は、発達障害児とその保護者、及び幼児教育・保育等に携わる専門職業人が抱える具体的課題を明らかにして、社会的な課題となっている「発達障害児の二次障害」の予防を目的とした実践的研究を行う。研究成果は、自治体等に還元し、自治体と協働で二次障害予防地域生活支援モデルの確立を図る。

プログラムの流れ

西九州大学短期大学部の有する資源(ヒト・モノ)を有機的に活用し、実践研究を行い、HPやSNS等を通して、本学の研究について情報発信する。さらに得られた研究成果をシンポジウムやフォーラムにて地域にプロモーションすることで共感の獲得へつなげる。最終的には、発達障害のある幼児の二次障害予防に向けたプログラム開発へとつなげる。

本学の具体的な4つの取組

本事業は、幼児教育・保育現場における発達支援方法や相談技術の具体的な課題を明確にするための実態調査【研究A:地域の幼児教育・保育、福祉関連等の事業所を対象とした発達障害児支援、保護者支援における具体的課題に関する調査研究】を実施する。
さらに、調査結果を踏まえ【研究B:①子ども発達支援士や保育者を対象とした保護者相談の課題分析と支援方法に関する研究、②発達障害児の食行動に関する研究】【研究C:発達障害のある幼児・児童を対象とした食支援を目的とした事例研究】【研究D:発達障害児の保護者に対するストレス緩和ケア研究】を行い、その成果を「発達障害児の二次障害予防」の方略へと結びつけることを目的としている。

  • 研究A:食生活調査 研究グループ

    • 発達障害児の生活習慣、特に食行動における課題に関する調査
    • 保護者相談支援に関する調査
    • 保護者のストレスコーピングに関する調査
  • 研究B:保護者相談スキル 研究グループ

    • 保育・発達相談の視点を中心とした具体的な支援方法の開発(プログラムの開発)
    • 発達障害児の適切な食環境に関する研究
  • 研究C:食行動・食支援 研究グループ

    • 発達障害児が抱える食の困難に関する実践的研究
    • 発達障害のある子どもの食支援の体系化
  • 研究D:ストレス緩和ケア 研究グループ

    • 保護者のストレス緩和に関する研究

期待される研究成果

発達障害のある子どもの食行動の変化とその保護者子育てストレス緩和、そして子どもや保護者にかかわる保育者の相談支援スキルアップを実現することにより、二次障害を予防するための発達障害幼児の食を中心とした社会的支援の基盤を構築する。さらに幼児教育・保育関連団体との情報共有により佐賀県内の食支援の充実が図る。

二次障害予防地域生活支援
モデルの確立 二次障害を予防し関係者の負担軽減を目指す