令和5年度のオーストラリア語学研修に参加した学生(健康栄養学科1年小田芭菜さん)の感想を紹介します。
1.訪問先:オーストラリア(ケアンズ)
2.参加する動機、きっかけ
今回の語学研修に参加したのは、英語を話す力を上達させたかったからです。なぜなら将来働くときに色んな人と関わる中で英語は話せることは大切だと思ったからです。高校の時に英検に合格したので、大学ではもっと上の級に挑戦しようと思っていたのですが、勉強する機会がなかなかありませんでした。また日常生活で英語を使うことがないのでなかなか上達しません。そんな中、2週間のホームステイの話を聞いて、ぜひ参加しようと思いました。
3.参加する前に行った準備
貯金がほぼなくなるので、お金を貯めるためにアルバイトをしました。また、ホームステイ先でどのような会話をするのか、「ホームステイの英会話 これだけで大丈夫」という本を読み、分らない単語はノートに書いて覚えました。そして普段の英語の授業の課題にある英語の動画を学習する回数を多くしました。
4.研修中の出来事、感想、比較文化、専門テーマの報告
〇研修中の出来事、感想
・百円ショップに売ってある、お菓子に見えるメモパッドをお土産で持って行ったら、水に入れて溶かすの?と勘違いされてしまって、メモパッドだと分かった時みんなで笑いました。
・家族で過ごす時間を大切にしていて、私がオーストラリアに到着した日曜日は、ホストマザーの実家にライムを取りに行き、ホストマザーの実家にボートのお手入れに行ってカップケーキをもらったりしました。日本では、めったに両親の実家に行ってお話をすることがないのでオーストラリアで家族の繋がりを感じました。
・最後に家を出るときに、ベットのシーツを洗おうとしたら、ホストマザーから「あなたはリラックスして何もしなくていいよ」といっていただいて、とっても優しいなと感じました。
・父から教えてもらった、巨大なハンバーガの店について、ホストファザーに聞いてみたら、「知らないけど食べたいなら作っていあげる」と言われて、本当に作っていただきました。縦約15センチあり、食べるのに苦戦しましたがおいしかったです。
・野菜や果物は裸売りでした。日本にも裸売りはありますが、ビニールで包装します。しかしオーストラリアでは野菜を入れるためのネットが設置されていてそれに野菜を詰め込んでいく方式だったので、ビニールを使わなくてよく、境にやさしいと感じました。
▲野菜を入れるためのネット
〇比較文化
・夕食が日本に比べてとても豪勢で大量:大皿や大鍋から食べきれる分だけお皿にのせていくバイキング形式で、余ったものはタッパーにつめて作り置きのようにしていました。
・塩気のある料理が多い:「ポテトベイキング」は一層ごとに塩を振っていて、さらに大量の生クリームにも塩を振って一層ごとにかけていました。
▲ポテトベイキング
・包装しない:野菜などを冷蔵庫に入れるときは、土や野菜のかすが落ちないようにビニールなどで覆いたいところですが、トマトを半分に切ったものを何も包まずにそのまま冷蔵庫に入れてあるのはとてもびっくりしました。
・乳製品やオリーブオイルを多く使う:料理は大量の生クリームを使用していました。また、肉を焼くときには、フライパンにたっぷりのオリーブオイルを敷いていて、揚げ焼きのようになっていました。
・土足と素足の区別があまりない:私は靴のまま家に上がって良いといわれていましたが、ホストファミリーは靴を脱いで素足や靴下をはいたりして家に上がっていました。ショッピングセンターや道端などを素足で歩いている人もいました。
・横断歩道を渡るときは必ずボタンを押す:ボタンを押さなければいつまでも赤信号です。また、渡れるときにずっと青信号がついているのではなく、青色になった後カウントダウンが始まって赤色の点滅になるので、注意が必要です。
〇専門テーマの報告 ~日本と比較したオーストラリアの食事~
〇朝ごはん
・野菜や果物が多い:ホストファミリーの実家や仕事が農家関係だったこともあり、果物と野菜を多く用いることができました。特に野菜ではアボカドやレタス、キュウリ、トマトが多く、果物ではパッションフルーツを食べることが多かったです。また、イチゴが日本に比べて1/2の値段ととても安いので、冷蔵庫にはいつもイチゴが常備されていました。
・シリアルやヨーグルトで済ますこともある:忙しい朝などはよくシリアルやヨーグルトまたは牛乳と一緒に食べていました。
▲朝ごはん
〇昼ごはん
・機能の夕食の残りを弁当に詰める人が多く、また、素早く食べることができるサンドイッチなどを食べる人が多かったです。
〇夕ご飯
・家族そろって食事をすることが原則で、大体6時半には家族全員が家に帰りついていました。
・肉料理が多かったです。
・炭水化物系は小麦粉を用いたものが多かったですが、週に2~3回は米を食べていました。
・米は日本と比べて固くてパラパラとしていたのでチャーハンなどに最適だと思いました。
5.参加する前と参加してからの成長、勉強になったこと
・遠慮せずに何でも思ったことを言うべきでした。しかし、そう分かっていてもいざ言おうとしたらきちんとした文で言おうと思って考え込んでしまうのでうまく会話できません。次回海外に行くときには、さらに英語を上達させるべきだと思いました。
6.後輩にプログラムのお勧め言葉やアドバイス
・日本に比べで、衛生面に対しての危機感が低いので、気になる人はウエットティッシュやビニール袋を持ち歩くべきです。お風呂に入るときにサンダルを使用するのも良いと思います。
・水をペットボトルで買うととても高いので、myボトルを持ち歩いてウォーターサーバーを利用するとよいです。
・英会話を聞くトレーニングをするべきです。スマホの翻訳機能を使っていては会話をしていると、必要最小限のことしか話せないです。