大学関連情報 RELATED INFORMATION
DXによる教育の質的転換について
ICT を利活用した質の高い教育を実現するための全学的な計画
1.目的
ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の利活用により、学修者本位の学修の実現、効果的で質の高い推進を目指す。すべての学生教職員が安全安心に利用でき、教育活動において効果的で効率的な活用ができる ICT 環境の整備を図ることを目的とする。
2.ICT 環境の整備に関する取組
ICT を利活用した質の高い教育を推進するため、以下の環境整備を実施する。
(1) ネットワーク環境の整備
全てのキャンパス(神埼キャンパス、佐賀キャンパス、小城キャンパス)の全ての教室にて安定したWiFi通信ネットワークの環境を整備する。
(2) 学生個人パソコン(BYOD:Bring Your Own Device)の必携化推進
使い慣れたパソコンでの遠隔授業や課題提出、レポート作成等を行えるよう、ICT活用を促進し、学生個人パソコンの携帯を推奨する。
(3) 学生個人パソコンによる自習環境の整備
学生個人パソコンが利用可能な環境(電源コンセント及びWiFi)を各キャンパスの図書館等に整備し、自習等の使用に開放する。また、学生個人パソコンから直接印刷できる環境を各キャンパスに整備し開放する。
(4) 学修支援システムの整備
既存の修学支援システムである学生ポータルサイトとMicrosoft Teamsの2つのシステムの入口を1つに統合し、効率性及び利便性の向上を実現する。
(5) 教員が使用するパソコンの更新
教員が使用するパソコンをノートパソコンへ更新し、ICTの利活用及び充実を推進する。
3.技術支援・教育支援体制の整備
情報メディアセンターと情報システム室協働のもと、教育活動において、学生及び教職員が効果的に ICT を活用できるための技術支援・教育支援を実施する。
4. セキュリティへの対応
情報メディアセンターと情報システム室協働のもと、学生に対してセキュリティに関する説明を実施し、ネットワークの設計及び教員が使用するノートパソコンにおいても安全な設計及び安全な設定を実施する。
・新入生オリエンテーション等にて情報セキュリティや著作権、情報倫理に関する説明を実施する。
・授業において、セキュリティに関する教育を実施する。
5.DXによる学修者本位の学修の実現
学修ポートフォリオシステムを用いて、教育課程の授業における学生の習熟度等のデータを収集し、それに基づく学生指導(デュプロマサプリメント等)を実施する。DXによる学修者本位の学修実現に向けた取り組みを推進し、予め設定したアウトプット及びアウトカム指標達成を目指す。
6.DXによる効果的で質の高い学修の実現
対面授業とオンライン学習を効果的に併用し教育効果を高め、授業外学修時間の増加やアクディブ・ラーニングの向上を図る。DXによる効果的で質の高い学修の実現に向け、予めシラバス等へ明記し、設定したアウトプット及びアウトカム指標達成を目指す。
7.組織
本計画を推進しチェックを行う組織は西九州大学学部長会議とし、産業界や地域社会等に発信し意見聴取を行い、西九州大学学部長会議、情報メディアセンター及び情報システム室が連携して本計画を推進する。
令和6年9月30日 学部長会議