事業提案者

神埼市

事業実施者

健康栄養学科　教授　安田みどり（事業期間　平成30年 7月～）

ヒシは棘のある一年草の水草で、神埼市の特産品です。これまでの研究により、ヒシの外皮に含まれるポリフェノールが様々な生理機能性を有することが明らかになりました（特許第5831900号）。これまでに、産学官連携によりヒシの外皮を用いたお菓子「ひしぼうろ」を開発し、商品化に成功しています。

本事業では、引き続きヒシポリフェノールの機能性について詳細なメカニズムを研究し、ヒトに対する健康機能の解明を行います。また、ヒシを用いた新たな食品の開発をさらに行います。また、ヒシポリフェノールに美白効果が認められることから、化粧品の開発についても検討します。

ヒシは、多くの機能性を有した高付加価値素材です。今後、新たなヒシ関連事業の創設や商品のブランド化を推進し、神埼市の活性化に寄与したいと考えています。また、ヒシの栽培を行う神埼和菱組合との連携により、休耕田の活用を促すことで農業分野の活性化も期待できます。