学長挨拶

学校法人永原学園は、今年で創立77年目となります。第2次世界大戦後間もない食べるものにも事欠いていた昭和二十一年（1946年）に創設者永原マツヨは「女性の手に職を」との想いで佐賀栄養専門学院を現在のアバンセに近い上多布施に開学しました。その後、昭和三十八年、佐賀市内に短期大学が、昭和四十三年に4年制大学が神埼の地に創設されました。西九州大学は、健康、医療、福祉、教育・保育に特化した分野の人材養成、教育研究を柱として、人や地域に優しい、地域とともに成長する大学を目指しています。

大学は学び方を学ぶところだと私は思っています。教育と研究が車の両輪たる所以です。本学で学んだことはいずれ時がたてば時代遅れになりますので学び直し、学び続けなければなりません。その学び方は個々人によって異なりますので、自分流の学び方を在学中に体得することが肝心です。私は好きな科目を自分流で学び、少し理解が進むと学ぶ楽しさのようなものが芽生えてきて自信が湧いてきました。皆さん、自分流の学び方探しに是非トライしてください。

本学の学生には県外から来られた方も多いですが、県内外問わず、佐賀を好きになって佐賀の歴史、文化や自然等に親しんでもらいたいと思っています。都会とは異なる佐賀の素晴らしさや底力に気付くことができると確信しています。皆さん方の目の前には多くの可能性が広がっています。自分の未来は自分で考え抜き、自ら決めましょう。大学はあくまで学生の皆さんが主役です。私達教職員は、皆さん方が自分の能力を最大限に発揮できるように全力で応援します。

皆さんの入学を心よりお待ちしております。