永原学園は、戦後間もない昭和21年に創設されました。当時はまだ「福祉」とういう概念さえ社会に浸透していませんでしたが、その頃から、一貫して社会の弱い立場にいる方々に手をさしのべる教育を展開してきました。西九州大学は、その流れを受け継いで昭和43年に開学。健康と福祉をテーマに、特色ある教育研究を推進し、佐賀県内唯一の4年制私立大学として発展してきました。学園の創立当初から受け継がれてきたこの精神は、平成21年度に誕生した「子ども学部」にも確実に息づいています。
現代社会では、自ら考えて新しいものをゼロから創造していく力が求められています。そのため本学では、”教員が何を教えるのか”ではなく、”学生が何を考えられるようになったのか”を重視。実践的な教育プログラムをとおして、一人ひとりの“学ぶ力”を引き出しています。机上の学習だけが本学の学びではありません。演習、実習、地域の方々との交流、そんなさまざまな体験もまた、学生の皆さんにとっての教科書となるはずです。時として、学ぶことが苦しく感じられることがあるかもしれません。しかし、必ずその楽しさを実感する瞬間に出会うはずです。そんな学ぶ喜びをぜひ本学で体験していただきたいと願っています。